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大学の校友会・同窓会がアルムナイネットワークを活性化させるメリットとその方法とは?

 

企業向けアルムナイの活用や取り組みは以前から注目されていますが、近年、大学のアルムナイ(卒業生)を活性化させようという動きが各大学でみられるようになってきました。

こちらの記事では、大学のアルムナイネットワークを活性化させることの重要性、大学に及ぼす影響から、校友会の会員となるメリットなどを解説していきます。

 

 

アルムナイネットワークが重要視される背景

現在、大学は供給過多の状況が続いており、少子化やオンライン学習の充実の影響もあって、大学入学者数は今後も減少することが予想されます。

それに伴い、近い将来、学費の収入だけでは運営が困難となる大学が出てくるでしょう。
そうした状況において、学生に選ばれる大学こそアルムナイネットワークが活性化している大学です。

アルムナイネットワークが活性化しているということは、卒業生施策が充実していることを意味し、受験生にとっても卒業後も手厚いサポートをしてくれる点が魅力的に映るため、学生の確保にもつながっていくでしょう。

詳しくは弊社代表による寄稿記事で解説していますので、ぜひご一読ください。

 

大学がアルムナイ施策に力を入れるメリット

ここからは大学がアルムナイ施策に取り組んだ場合、どのようなメリットがあるのかを解説していきます。

大学のブランディングになる

卒業後も卒業生の取り組みやキャリアを支援したり、応援する大学は多数存在します。

企業アルムナイの事例をみると、大学生・大学院生を対象に実施したアンケート調査において、企業の退職者への態度が「学生の企業への好感度」に影響を及ぼしていることがわかりました。

退職後に元社員との交流があると「個人を尊重している」「人間関係を大切にしている」といった好印象につながるのです。

【参考・引用記事】
「企業の退職者への態度」が「学生の企業への好感度」に影響する! 定年まで勤めたい人も8割以上が「退職者=裏切り者な会社は悪印象」と回答

つまり、卒業生に対して有用な取り組みを行っていることをアピールできれば、大学のブランディングに好影響をもたらし、受験生も志望度の高い大学として選んでくれる可能性が高まるでしょう。

 

「卒業生 ⇆ 大学 ⇆ 現役学生」の正のサイクルが生まれる

アルムナイが活性化することで、大学・卒業生・現役学生のあいだに正のサイクルを生み出せます。

例えば、山形大学校友会や早稲田大学校友会では、現役学生が大学での生活や将来について、若手卒業生に気軽に相談できることをコンセプトにした交流イベントを定期的に開催しています。

卒業生は自身の体験を学生に発信し、学生は大学生活や自身の将来に役立てられる情報を得ることができます。

また、同志社大学校友会では「同志社校友会ランチ・プロジェクト」と題し、校友会の支援によって現役学生の昼食費用を一部補助する取り組みを行っています。

 

このように、卒業生が後輩を支援し、後輩はお世話になった先輩や大学にお礼を込めて、卒業後に後輩へ同じことをしてあげて恩を返す、という正のサイクルが作られ、結果的に大学への帰属意識が高い卒業生が生まれていくのです。

 

アルムナイが大学のアンバサダー的な存在になる

在学時、また卒業後の手厚い支援や、自分たちの活躍を積極的に取り挙げて応援してもらえると、卒業生は大変嬉しいものです。

大学への愛着や恩を育てていくことで、その卒業生は大学の評判を広める広報のような役割を担ってくれたり、イベント登壇・参加など積極的に大学行事に関わってくれたりする可能性があります。

すなわち、大学のことが大好きな、いわゆる「アンバサダー」のような存在になってくれるのです。

「ブランドがある」「偏差値が高い」という一般人からの評価よりも、実際の卒業生からの評判や口コミの方が納得感があり、よい評判が得られやすいことがわかっています。

 

校友会/同窓会が卒業生に提供するメリットとは?

大学アルムナイを活用・活性化させるメリットについて解説してきましたが、ここでは卒業生や保護者に向けて、アルムナイネットワークを提供する「校友会/同窓会」の会員になるメリットについてご紹介します。

 

大学・校友会のさまざまなサービスを無料または安く利用できる

各大学の校友会は毎年入学時や卒業時に校友会の入会費を徴収しています。
そこで得た資金は、校友会/同窓会から提供されるさまざまなサービスの運営費に充てられているのです。

入会費を支払うことで、大学・校友会の卒業生向けサービスだけでなく、学び直し(リカレント教育)や資格講座の割引が受けられる大学校友会もあります。

ぜひ一度、ご自身の大学・校友会の卒業生向けサービスにはどんなものがあるか調べてみましょう。

 

卒業生のネットワーク (アルムナイネットワーク) とつながれる

校友会/同窓会の1番の価値とメリットは、卒業生同士のネットワーク・コミュニティを築けることです。

アルムナイネットワークは、同じ大学の卒業生同士という気軽な交友関係、キャリアに役立つような人脈形成、新しい出会いを生み出します。

たとえば、自分が転職や起業を考えるとき、大学や校友会が開催するビジネス交流会に参加すれば、他業界の知識やその業界の卒業生人脈を形成できるでしょう。

また自分が地方へ転勤になり、他に誰も頼る人がいない場合、校友会がその地方の卒業生ネットワークやコミュニティを紹介してくれる可能性もあります。

校友会/同窓会は、自分のキャリアの一助となり、人生も豊かにしてくれるようなコミュニティを提供してくれるのです。

 

アルムナイネットワーク活性化の方法

ここからは、アルムナイネットワーク活性化の方法についてご紹介します。

活性化において優先すべきは、校友会やアルムナイネットワークの存在を卒業生・在学生に知ってもらうことです。

 

ほとんどの大学では、校友会/同窓会の認知度は低い

多くの大学において、在学生はおろか卒業生にも校友会/同窓会の存在が知られていないというのが実情です。

「校友会とは何?」「ホームカミングデーとは何?」とインターネット上で検索し、弊社のコラム記事にたどり着く方も多く、Yahoo!知恵袋にも「大学の校友会/同窓会とは何ですか?」といった質問が散見されます。

そもそも校友会の存在を周知させ、関心を持ってもらわない限り、いくら素晴らしい施策を打っても意味がありません。

まずは大学職員や校友会役員が自身の大学校友会の存在や入会するメリットを頻繁に発信し、存在を知ってもらうことが大切です。

そのためには、前述の卒業生と在学生が交流できるイベントや、校友会が在学生を支援する企画などを実施し、在学生のうちから校友会/同窓会の認知度を徐々に高めるのがよいでしょう。

くわえて、大学独自のアルムナイプラットフォームやコミュニティツールを持っているのであれば、卒業時またはイベント開催などの機会に登録してくれるよう、登録導線もしっかりと設定しておくのが得策です。

 

ネットワーク運用に積極的に関わってくれそうな人を見つけよう

アルムナイネットワークの活性化や卒業生コミュニティの運用に、リーダーシップをもって関わってくれるような方を巻き込むことも重要です。

リーダーシップを発揮する人材といかないまでも、運用や交流イベントに積極的に参加してくれる方でも、十分にアルムナイネットワークの活性化に貢献してくれるでしょう。

アルムナイネットワークの価値に共感し、大学へ愛着があり、交友関係も広く社交的な方を巻き込んでいくことがおすすめです。

はじめから100人単位のコミュニティ活性を目指す必要はありません。まずは10〜20人規模の小規模コミュニティから徐々に拡大していくことを目指しましょう。

 

メンバーを知る機会や交流イベントを実施して参加を促そう

自分が所属するアルムナイネットワークに、どのような人が参加しているのかがわからなければ参加者の活動は鈍ってしまいます。

アルムナイネットワークのメンバーを知ることが活性化への第一歩であり、定期的な交流イベントの開催や、オンライン上でのコミュニケーションの創出は、大学職員、校友会役員メンバーの重要な役割と言えるでしょう。

特にコミュニティツールでアルムナイネットワークを構築・管理している大学で、コミュニティに登録させたはよいものの、参加者を放置してしまっているということはないでしょうか。

参加者ははじめ、コミュニティ内でどのようにして交流をすればよいのかわかりませんし、誰も発信していない、長いあいだ動いていないコミュニティやグループで自分から発信することに抵抗があります。

コミュニティを活性化させるためには、大学職員、校友会役員メンバー、また前述したアルムナイネットワーク活性化に協力してくれる方を積極的に巻き込みましょう。

そうした方を中心に積極的な情報発信を行い、参加者へ関わることでコミュニティの活性化につながるのです。

 

ネットワークを盛り上げるコツについて簡単に解説しましたが、下記のブログではアルムナイネットワーク・卒業生コミュニティ活性化についての記事を掲載しています。

より詳しく知りたい方はぜひご参照ください。

 

企業が提供するアルムナイ(コミュニティ)管理ツール紹介

住所や連絡先など卒業生名簿を管理するツール、LINEのようにコミュニティを構築できるサービスなど、アルムナイ管理ツールとして利用できる企業サービスは多くあります。

下記ではアルムナイネットワークの構築・活性化を提供する企業のツールをご紹介します。

 

Chimer (チャイマー)

笑屋株式会社が提供する「Chimer」は、アルムナイとの関係基盤をつくることが可能なツールです。

従来の名簿管理ツールに備わっているデータベース構築と情報発信機能に加えて、組織独自のSNSが構築でき、コミュニティ起点でアルムナイを活性化させることができます。

また、在学生や職員も一緒に利用できる特徴があります。

 

オフィシャル・アルムナイ・ドットコム

株式会社ハッカズークが提供する「オフィシャル・アルムナイ・ドットコム」では、アルムナイのプロフィールが記載された名簿を作成し、在籍メンバーの近況を知ることができます。

またSNSと同じようにスタンプやメッセージのやりとりも可能ですので、コミュニティの活性化に役立つでしょう。

さらにはシステム上で記事を制作しアップロードできるため、在籍メンバー限定の情報発信が可能です。

 

まとめ

ここまでアルムナイネットワークを活性化するメリットを中心に解説してきました。

卒業生とのつながりは、大学運営においてとても重要な時代となってきています。
自分たちの大学・校友会にとって最適な手法を選択しながら、アルムナイネットワークの活性化を推進していきましょう。

 

Alumni-Social Labでは、校友会・同窓会運営に関するさまざまなリクエスト、お悩みにご対応いたします。

弊社が提案する「アルムナイプラットフォーム」は、校友会・同窓会組織のコミュニティ活性化にお悩みの方の課題を解決し、卒業生に対してより質の高い価値提供を目指します。

どうぞお気軽にご相談ください。

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