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校友会学生チームならではの価値と、校友会が学生に与えられる価値とは

校友会が学生を巻き込んで企画を運営していく事例は以前にも弊社ブログで触れたことがありましたが、校友会の領域で学生の力を借りるにはどうすればいいのでしょうか。

学生が校友会組織に参加するモチベーションとは何なのか? 校友会にとっての学生チームならではの価値とは?

今回は学生と校友会に焦点を当て、実際に校友会の中で活躍する広島大学校友会学生チームの田中 春香さまと、広島大学基金室 校友会担当の木本 大樹さまにお話をうかがいました。

田中 春香さま
佐賀県伊万里市出身。広島大学法学部2年 広島大学校友会学生チーム代表 (2022年1月取材当時)
“みんなが自己表現できる環境・雰囲気をつくるコーディネーター的存在であること”をビジョンに掲げ、現在は3つの学生団体で代表を務める。
趣味は読書、音楽鑑賞、カフェ巡り。

木本 大樹さま
広島大学 基金室 校友会担当
平成15年に広島大学経済学部を卒業後、平成18年に広島大学に入職。財務やIRなどの部門を経て、令和元年10月より現職。
自身も含め卒業生と母校のより良い関係とは何かについて日々模索している。

 

 

 

校友会学生チームとは? 学生ならではの校友会活動参加の魅力

ーーまずは、広島大学校友会学生チームの活動内容について教えてください。

田中さま
私たち広島大学校友会学生チームは、現在20名のメンバーで活動しており、ホームカミングデーの運営や地域イベントへの出店、イベントの企画、 ボランティア活動などを行っております。

学生が主体となり、自分たちのやりたいことを自由に企画・運営する活動を通じて、さまざまな方々との繋がりができることに喜びを感じています。

「誰かの熱い思い」が「目の前の誰か」を突き動かす原動力に繋がれば、という思いで活動しております。

 

ーー学生として田中さまが校友会に関わった理由は何だったのでしょうか?

田中さま
広島大学校友会には「在学生とOB・OG、企業、地域を繋ぐ」という目的があります。

私自身、大学入学後はコロナ禍で難しい部分はありつつも、”人と人との繋がり”を大事にしてきました。

ただ、「OB・OGやその方が働く企業のお話を聞いてみたい」という気持ちはあっても、そういった機会に触れることはあまりありませんでした。
私の周りの学生も、大学の広報などで校友会の存在を知ってはいても、積極的に校友会の活動に参加する人は少ないんじゃないかなと思います。

そのような背景があり、校友会に興味を持ってもらう機会を学生側からも作っていくことが、校友会をより身近に感じてもらうために必要なのではないかと感じ、私もそこに働きかけたいと思い、校友会の活動への参加を決めました。

ーーほかの校友会学生チームのメンバーが加入した動機としては何があるのでしょうか?

田中さま
もともと学内のボランティア活動に参加した経験があったことや、卒業生や地域コミュニティとの繋がりに興味があったことが加入動機です。

校友会の活動内容も地域と関わっていくものでボランティア的な要素もたくさんあったため、校友会学生チームに参加したというメンバーもいます。

田中さま
また、これは広島大学の立地も関係していると思いますが、学生だけのコミュニティがどんどん形成されていく一方で、東広島の地域の方々は別のコミュニティで生活しているため、自分から動かないと各地域のコミュニティとは繋がれない状態なんです。

私自身、地域の方や卒業生のお話を聞いていろいろ学んでいきたい思いもありましたし、大人の方々と一緒に企画を運営したり、ホームカミングデーで地域の方からお話を聞いたりする機会に魅力を感じて加入してくれるメンバーもいます。

学生のうちからこういった大きな規模感で自分たちだけでやるのは難しい部分もありますが、大学側と協力して企画を運営していく貴重な経験に価値を感じてくれています。

ーー「大きな企画を進めていく」という参加のモチベーションの意味ではほかのボランティアサークルと近いような気もしますが、ボランティアサークルではなく校友会学生チームを選んだ理由はどこにあったのでしょうか?

田中さま
もちろん先輩方や仲間の人柄もありますが、組織自体の大きさも加入するきっかけになりました。

大きな企画を進めていくという点で近いイメージのある大学祭実行委員会は100〜200人単位のマンモス組織なのに対し、校友会学生チームは20人ほどなので、新しい企画にチャレンジしやすい環境なんです。

企画を進めていくうえでの手触り感といった部分を強く感じられるところにも魅力を感じました。

 

 

大学からみた校友会学生チームの価値。学生の取り組みによる大学コミュニティへの貢献

ーー校友会学生チームを担当していらっしゃる基金室職員の木本さまへお聞きします。学生チームを組織したきっかけについて教えてください。

木本さま
校友会学生チームは、卒業生や地域の方々と本学の在学生を繋ぐ架け橋として校友会の発足と同時に設立された組織です。

今年度の学生チームのメンバーについては、もともとは校友会とは別のサークルや課外活動でアクティブに活動していた学生の子をスカウトして代表・副代表として活動に参加してもらいました。

ーー校友会学生チームを組織して、学生に企画を行ってもらう大学職員側から見たメリットはどこにありますか?

木本さま
学生に企画を行ってもらうメリットとしては、社会人にはない行動力や柔軟な発想を校友会の企画・活動に取り入れられることが一番に挙げられると思います。

2021年度のホームカミングデーでは多くの在学生のクラブやサークル団体にステージ企画やブース出展に参加してもらいました。

これらは全て学生チームのメンバーが1から出演団体の検討や調整を行ったものです。

 

 

校友会学生チームによるサークル・団体企画

 

木本さま
また、ホームカミングデー以外でも、校友会広報誌の中に学生チームの企画ページを設け、県内地域や卒業生が務める就職先の取材に同行してもらったり、本学が実施した#広大おはようプロジェクト 学生たちに50円で朝食を!」というクラウドファンディングの学生応援団も務めてもらいました。

現役の学生が出向くと、卒業生や地域の方も大変好意的に歓待してくださるので、学生チームの活動は本人達の成長はもちろん、校友の輪の広がりに多大な貢献をもたらしていると考えております。

 

 

校友会学生チームの取り組みを、地域・次世代へ発信していく

ーーホームカミングデーや校友会イベントに関わったうえで、大変だったことはありましたか?

田中さま
先輩3人が引退したのに加えてコロナのこともあり、イベントの企画や運営など、何か大きなことを進めていくノウハウが全くない状態からのスタートでした。

なので、最初の頃は何をするにもバタバタしてしまい、いろんなことが後手に回っていた状況でしたね……。

ホームカミングデーに関しては、運営はもちろん、このイベントに参加すること自体初めてで、どう進めていけばいいか分からないまま進めていた部分が大きかったです。
結果的には何とか成功しましたが、一人一人の負担が大きかったので、今後はもっと上手く役割を分担してやっていければいいなと思います。

ーー2022年度以降のビジョンややりたいことはありますか?

田中さま
校友会学生チームの取り組みを次の世代に繋げていかないといけないので、下の学年の子たちに「一緒にやってみたい」と思ってもらえるよう、今後もっと校友会学生チームの活動の魅力について発信をしていきたいです。

これから入試が終わってまた新入生たちがやってくる時期になるので、どんどん仲間を増やしていきたいと思っています。

あと、最近やってみたいと感じているのはグッズ制作です。

大学のオリジナルグッズはいろいろありますが、「校友会で学生チーム特製グッズを作っても面白いんじゃないか」という話が出ています。

まだ話が出てきているだけの段階で明確なことは決まっていませんが、学生の取り組みや活動を広く伝えていくという意味で、大学側の広報だったり、卒業生や地域の方々に向けて発信することで、対外的な効果もいろいろ期待できるのではないかなと思っています。

 

最後に校友会学生チームの皆さん・木本さまと一緒に記念撮影
取材へご協力いただき、ありがとうございました!

 

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