
大学の同窓会公式グッズについて解説! サイト設計と商品開発で魅力を最大化する
大学同窓会の公式グッズは、大学とそのファンとの大切な繋がりです。
しかし、公式グッズの利用を促進するためにどうしたらよいか迷われている方も多いのではないでしょうか。
大学の公式グッズを利用したいと考えている方を逃さずに、きちんと購買に繋げるためにはサイト設計や商品開発を一から見直してみるとよいでしょう。
今回は大学同窓会の公式グッズを訴求する方法についてご紹介します。
<目次>
大学同窓会公式グッズの利用促進に大切な要素とは?
同窓会公式グッズの利用を向上させるために大切な要素はいくつかあります。
購入者の購買心理を捉えながら、商品設計をしたりサイトを使いやすくしたりするとよいでしょう。
公式グッズサイトの使用感

大学の同窓生は全国各地にいらっしゃいます。そのため、大学にあるグッズ販売をしている店舗の充実を図るだけでは十分とはいえません。
大半の購入希望者は公式グッズを利用したいと考えた際、グッズを販売しているサイトを確認するでしょう。
直接店舗で購入するにせよ、どのようなグッズがあるのか見ておきたいという需要もあります。
つまり公式グッズサイトの使い勝手は、グッズの販促においてとても大切な役割を果たすのです。
たとえばサイトがやたらと重くて繋がりにくかったり、スマートフォンに対応しておらず見にくかったりすると、購入者はその時点で離脱してしまう可能性があります。
目当ての商品が見つけにくいページの作りをしている場合も、購入意欲を低下させてしまうかもしれません。
くわえてカート周りのUI(操作性)も重要視すべきです。
買い物かごに入れてくれたからといって確実に購入してもらえるわけではなく、決済するまでの過程が長かったり、表示スピードが遅かったりすると売り逃しが発生する可能性があります。

大学の同窓会グッズを利用するということは、それだけその大学に対して強い想いを抱いていると考えられます。
サイトに訪れた時点で購入する可能性が高いのにもかかわらず、サイトの使い勝手で購入意欲を削いでしまうのは大変もったいないといえるでしょう。
サイトの視認性や回遊性を向上させるためには、サイト制作のプロフェッショナルに依頼するのがおすすめです。
決済方法の充実

インターネットで商品を購入する際に、自分の持っているクレジットカードが対応しておらず購入を諦めた経験はないでしょうか。
インターネットでグッズを販売する際は、利用者の決済方法についても配慮すべきです。
キャッシュレス化が進む中で、決済手段はますます多様化しています。
現在、ECサイトで一般的に用いられる決済方法は下記です。
・クレジットカード
・銀行振込
・ネットバンキング
・コンビニ払い
・電子マネー払い
・スマホ決済サービス(PayPay、LINEpay、楽天ペイ、Amazonペイなど)
大学の同窓会グッズを購入する層は若者から年配の方までとても広いため、決済方法も複数用意しておくとよいでしょう。
くわえて学内で使えるデジタル地域通貨を導入する大学も出てきています。
福島県の会津大学は、2020年7月から売店やカフェテリアなどで使えるデジタル地域通貨「Byacco/白虎」を正式に導入しました。
インターネット決済に導入されるのは少し先の話かもしれませんが、このような大学独自の決済方法が注目されつつあるのも覚えておいて損はありません。
グッズやサイトのデザイン力

大学の同窓会グッズを利用したいと思いサイトに訪れたとしても、サイトやグッズのデザインが野暮ったいと購入をためらってしまう可能性があります。
大学運営において自校のブランディングはとても大切です。大学公式のWebサイトを訪れるとトップページはよく作り込まれており見栄えもよい一方で、同窓会グッズのサイトは力を入れていないケースが見受けられます。
公式グッズのサイトを訪れた方は、その大学のファンであり支援者です。そのためマイナスのイメージを与えないようなページデザインや商品設計が必要なのです。
たとえば公式グッズの画像1つとっても、素人がスマートフォンで撮影した画像とプロのカメラマンに依頼して撮影した画像では、雲泥の差があります。
商品に関しても、スクールカラーに大学ロゴを入れたグッズばかりではバリエーションに幅が出ません。
そのような事態を防ぐために、大学出身の方と協力して購買に繋げてみるのも1つの方法です。
自校出身のクリエイターとコラボして商品開発をしたり、デザイナーにサイトを作ってもらったり、カメラマンがいれば商品を撮影してもらうこともできるでしょう。

SNS全盛の時代においてコラボレーションはとても有効です。
デザイン面や企画力の向上にくわえて、拡散力も高めることもできるでしょう。
大学同窓会公式グッズの事例

大学によっては魅力的な公式グッズを開発したり、サイトの使いやすさを追求している事例があります。
ここからは具体的な大学同窓会公式グッズの専用サイトをご紹介しましょう!
近畿大学校友会
近畿大学といえば「近大マグロ」が有名です。
大学によっては知名度のあるブランドや部活動があるでしょう。校友会のグッズデザインにおいて、そうした大学独自の特色を活かさない手はありません。
近畿大学校友会グッズでは近大マグロを配した扇子や、魚の名前が記載された湯のみが揃えられており、他大学との差別化を図っています。
Tシャツや文房具、ネクタイなどにくわえて独自性の強いグッズをラインナップすることで、購入者の利用意欲を刺激することができるでしょう。
大学を運営するうえで自校のブランディングは大変重要なものですから、そのノウハウはたまっているはずです。
そうしたノウハウを商品設計に反映するだけで、公式グッズサイトの充実を図ることができるでしょう。
国際基督教大学同窓会

国際基督教大学同窓会の公式グッズは、もともと電話やメールで注文するアナログな方法しかありませんでした。
しかし、2020年10月から同窓会専用通販サイト・ICUアラムナイショップが新設され、グッズのセット販売を開始しています。
利用希望者が容易に購入できる仕組みづくりは、使い勝手に直結する部分です。
またグッズ掲載ページは、「ステーショナリーセット」や「ICUベアーセット」など、目当てのグッズを探しやすくなっています。
サイト訪問者の購入のしやすさを念頭においたサイト設計といえるでしょう。
上智大学ASF2021 公式グッズ

ASF2021とは、上智大学のホームカミングデー「All Sophians’ Festival 2021」の略称です。
ASF2021公式グッズのサイトは、おしゃれなアパレルブランドのECサイトにも引けをとらない高いデザイン性を誇ります。
また、グッズ自体も洗練されたデザインなのが特徴です。
大学の公式グッズは各大学のスクールカラーを配色しロゴをあしらったものが多い中で、ASF2021の公式グッズはそうした概念にとらわれずに作成されています。
さながらバンドのグッズのようであり、若い年齢層の利用意欲向上にも成功しているといえるでしょう。
実際にデザインを担当したのは、ソフィア祭実行委員会に所属する現役の学生です。
これまでの既成概念にとらわれることなく、世の中のトレンドをつかみながらグッズを制作してみてはいかがでしょうか。
早稲田大学・早稲田大学校友会
大学がWASEDA-SHOPで販売しているグッズは早稲田色を前面に押し出すことで、ブランドの確立に成功しています。
上智大学のグッズ訴求戦略とは対極に位置するといえるでしょう。
ワセダベアという大学独自のキャラクターを採用し、スクールカラーのえんじ色を使ったグッズを多数取り揃えることで、早稲田大学としての統一感や一体感を生み出しています。
また、校友会としては毎年稲門祭実行委員会による「稲門祭記念品」をリリースしており、記念品販売を含む稲門祭の収益を奨学金として寄付しています。
立教大学校友会
立教大学校友会が運営するRikkyo-Alumni-Shopでは、卒業生であるスタイリスト・大草直子さんとのコラボグッズが取り揃えられています。
大草直子さんはInstagramのフォロワーが30万人(2021年5月時点)を超えているため、リリースの際は多くの方に立教大学をアピールすることに成功しました。
また、スクールカラーの紫を配したグッズが多く、立教ベアというオリジナルキャラクターを採用している点をみると、早稲田大学と近い戦略をとっていることがうかがえます。
東京六大学のような全国的な知名度を誇る大学の場合は、すでにブランドが醸成されているため正攻法で大学をアピールする傾向があるのでしょう。
まとめ

大学同窓会のグッズは、少しの工夫でユーザーの利用に繋げられます。利用希望者へ配慮した使いやすいサイト設計や自校の特色を活かした商品開発がその代表例です。
また、サイト制作やコンテンツを設計する場合は、プロに依頼してもよいでしょう。客観的な視点で大学の魅力を見つけてくれるパートナーと取り組むことで、同窓会グッズの魅力をより強力に訴求できるはずです。
笑屋株式会社では、見やすくデザイン性のあるコンテンツ設計のご提案や、オリジナリティあふれる魅力的なサイトの制作・サイトリニューアルのご用命も承っております。
どうぞお気軽にご相談ください。